• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Research-status Report

バングラデシュにおけるシビアローカルストームの高精度構造把握と予測に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25750153
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionTokoha University

Principal Investigator

山根 悠介  常葉大学, 教育学部, 講師 (10467433)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywordsシビアローカルストーム / バングラデシュ / 地上気象観測
Research Abstract

平成25年度の主な研究実績は、現地において自動気象観測測器の設置を行い集中観測を無事開始したことである。2013年8月にバングラデシュへ渡航しバングラデシュ気象局を訪問した。気象局長官への本観測プロジェクトの説明を行い、本プロジェクトへの理解と気象局地方測候所内における測器設置の許可をいただいた。またダッカにあるShera-Bangla農業大学において本プロジェクトの説明を行い、共同研究の中での観測測器の大学構内への設置及び測器のメインテナンスへの協力について協議を行った。2013年中頃より本観測で採用した自動気象観測測器システムについて、(株)気象情報通信及び(株)東洋電子工業と協議を重ね、常葉大学での試験観測等を経て2014年2月に自動気象観測測器4台を購入した。本観測で使用する測器は、突発的な大気現象であるシビアローカルストームを高分解能で捕えるために時間分解能を1分とした。またより多くのシビアローカルストームを捕えるために、申請段階では3台としていたが4台に増設しより広範囲に数多くのシビアローカルストームを観測できる体制とした。台数を増やしたため予算の関係上今回の観測では雨量観測を行うことができなかったが、本観測で重要なパラメーターは風と気圧の力学的パラメーター及び気温と湿度であり、特に本研究の目的遂行に影響はない。2014年3月にバングラデシュに渡航し、4台の自動気象観測測器をMymensingh、Bogra、Tangailのバングラデシュ気象局の地方測候所内の3地点に、またDhakaにあるSheara-Bangla農業大学構内の合計4地点に設置した。現在バングラデシュは本観測のターゲットであるシビアローカルストームの頻発する時期(プレモンスーン期:3月~5月)にある。観測は順調に行われており、既に幾つかのシビアローカルストーム事例の観測に成功している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成25年度の研究計画は、①測器の購入②集中観測実施のための現地との協議③現地への測器の設置展開と観測の開始であった。平成25年度においては、上記①と②を経て③の現地での観測機器の設置展開を無事完了し集中観測を開始することができた。現在も順調に観測が継続されている。以上のことから、現在までの達成度は、概ね研究計画通りに進められているものと考えている。

Strategy for Future Research Activity

現在、現地はシビアローカルストームの多発する時期にあり、既に幾つかのシビアローカルストーム事例の観測に成功している。本年夏頃(予定では8月)にバングラデシュへ渡航し、データの取集を行う。同時に、気象局等から関連する気象データ(気象レーダー等)を入手し、それらも加味しながら観測データの解析を行う。解析した結果を学術論文に速やかに成果発表する。

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi