2015 Fiscal Year Research-status Report
人工呼吸器装着患者へのリハビリテーション展開に必要な新たな酸化ストレス指標の確立
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25750204
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
對東 俊介 広島大学, 大学病院, 理学療法士 (50613501)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 人工呼吸器装着患者 / 酸化ストレス / リハビリテーション / 離床 |
Outline of Annual Research Achievements |
喫煙者および非喫煙者を対象に、呼気凝縮液中の酸化ストレス指標の選定を行った。喫煙が呼気凝縮液中の酸化ストレス指標に及ぼす急性効果、急性運動刺激後の変化の検討を行い、喫煙による肺の酸化ストレス変化、急性運動負荷による呼気凝縮液中の酸化ストレス変化や血液中の酸化ストレスの変化について明らかにした(Taito S., Hamada H., Sekikawa K., Kimura T., Kamikawa N., Takahashi M. Oxidative stress induced by smoking and exercise・Int J Med Biol Front・2016 (in press))。 また、The 3rd European Conference in Weaning and Rehabilitation in critically ill Patients(Copenhagen, Novermber 6th-7th, 2015)に出席し、人工呼吸器装着患者のリハビリテーションに関する最新の知見を入手し、研究に関する意見交換を行った。 一方、人工呼吸器装着患者を対象とした研究実施に関しては、平成26年度当初予定した研究実施場所が変更となり、使用していた人工呼吸器が変更となり調整に時間を要したことに加え、変更した対象施設での対象者の調整に予想以上に時間を要したことから新たな対象者の測定を実施することが困難であった。 次年度は、対象者数の増加と結果の解析を行い、未使用額はその経費に充てる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年度に当初予定していた研究実施場所が変更となり、使用していた人工呼吸器が変更となったため調整に時間を要したことに加え、変更した研究対象施設での対象者の調整が予想以上に時間を要し、研究実施が大幅に遅れた。また、平成27年も研究に十分な時間を費やすことが困難となった。次年度は対象者数の増加と結果の解析を行い、未使用額はその経費に充てる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に引き続き、人工呼吸器装着患者における安静臥床時の呼気凝縮液中酸化ストレス指標の選定と、リハビリテーション介入が人工呼吸器装着患者の呼気凝縮液中酸化ストレスへ及ぼす影響の検討を行う。本年度の中間までにデータ収集をほぼ終了し、その総括は研究対象者にフィードバックを行うとともに、学会発表および学術論文への投稿を行う。
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Causes of Carryover |
平成26年度に当初予定していた研究実施場所が変更となり、使用していた人工呼吸器が変更となったため調整に時間を要したことに加え、変更した研究対象施設での対象者の調整が予想以上に時間を要旨、研究実施が大幅に遅れた。また、平成27年も研究に十分な時間を費やすことが困難となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は対象者数の増加と結果の解析を行い、未使用額はその経費に充てる。
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