2013 Fiscal Year Research-status Report
全身振動刺激を併用した体幹深部筋強化トレーニング法の構築
Project/Area Number |
25750292
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
前田 慶明 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 助教 (10536783)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 全身振動刺激 / 体幹深部筋 / FMS / WBVトレーニング |
Research Abstract |
平成25年度の本実験において,男性アスリートにWBV を併用した体幹深部筋強化トレーニング(WBV トレーニング)の長期実施による体幹深部筋力への効果を検証するため,全身振動トレーニング装置の購入,健常若年者を対象として,体幹深部筋に特化したトレーニングを実施する際の適切な周波数を決定する予備実験の実施,関連する先行研究の検討による全身振動トレーニングのプロトコール,評価方法の検討,トレーニング介入研究を実施するための対象者の募集を実施した. 本研究は,まずは男性アスリート 6名に WBV の周波数の違い,今回は 30Hzと50Hzで体幹深部筋の筋活動が変化するのかを確認し,体幹深層筋である内腹斜筋では30Hzの場合,50Hzに比べて筋活動が高くなることが示された.これにより,体幹深部筋に特化したトレーニングを実施する際に30Hzで実施することを決定した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は,WBV トレーニングの長期実施による体幹深部筋力への効果を検証するため,全身振動トレーニング装置の購入,全身振動トレーニング装置は必須である.全身振動トレーニング装置の納品が予定より遅れた.その結果,全体に多少の遅延が生じている.平成25年度は健常若年者を被検者として,WBV周波数の違いが体幹筋の筋活動に違いがあるかを予備的研究として実施した。その予備的研究の結果と本研究に関連する先行研究の結果を踏まえて,全身振動トレーニングのプロトコールを検討した.
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度はアスリートを対象とした体幹トレーニングをWBVなし群(10名)とWBVあり群(10名)に無作為に分けて,トレーニング介入研究を実施していく予定である.そして,介入前後で身体機能と身体パフォーマンステストを実施し,その介入効果判定を実施する.評価指標には,(Functional Movement Screen,垂直跳び,体幹筋筋力などを実施する.実験終了後にデータ分析を行い,スポーツ関連学会,雑誌での論文発表を行う予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画通り研究を遂行した結果,不可避の少額の残額が生じた 次年度使用額は平成26年度予算と合わせ次のように使用する.物品については,表面筋電図の電極などの消耗品,WBVトレーニングの効果判定に必要な機器,その解析に必要な解析を行う環境(ソフトウェア)の購入に使用する.旅費については,今年度の研究成果にて,本実験の成果発表を国内外の学会にて発表するための旅費として使用する.その他,論文投稿に関わる費用に使用する.
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Research Products
(3 results)