2013 Fiscal Year Research-status Report
筋力トレーニング条件に応じた至適回復期間の検討:筋形状および神経活動に着目して
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25750297
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Toyo Gakuen University |
Principal Investigator |
光川 眞壽 東洋学園大学, 人間科学部, 講師 (60583408)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 筋力トレーニング / 最大筋力 / 筋持久力 / 筋肥大 / 回復応答 |
Research Abstract |
長期的な筋力トレーニング効果を得るためには、トレーニング条件に応じた至適な回復期間を設定する必要がある。これまでに、筋力トレーニング後の至適回復期間に関する指針が提示されているものの、その科学的根拠に関する研究は皆無である。そこで本研究では、筋肥大、最大筋力向上、および筋持久力向上を目的とした各筋力トレーニング条件における、トレーニング後の回復期間中の最大筋力、筋形状および神経活動の変化(回復応答)を観察し、筋力トレーニング条件に応じた至適回復期間を明らかにする。さらに、筋力トレーニング習慣のある者とない者の回復応答の違いについても検討する。以上を通じて、筋力トレーニング条件およびトレーニング習慣の有無に応じた至適回復期間に関する指針を提案することを目的とした。 平成25年度は、定期的な筋力トレーニング習慣のない者を対象に、筋肥大および筋持久力向上を目的としたトレーニング後の筋形状および神経活動の回復応答を検討した。現在、得られた結果を分析している段階であるが、得られた知見は筋力トレーニング条件の違いがトレーニング後の筋や神経系の回復応答に与える影響を明確にするデータとなる。これらの知見は、筋力トレーニングの初心者が筋力トレーニングを実施した後に、どの程度の回復期間を設け、どのようなコンディショニングを実施すれば、効率のよいトレーニング効果が得られるかについての指針を作成する上で重要なデータとなりうる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度に実施を計画していた実験をほぼ予定通り終えることができたため、おおむね順調に進んでいると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は平成25年度に実施した筋力トレーニング条件をトレーニング経験のある者を対象に実施し、トレーニング経験の有無がトレーニング後の回復応答に与える影響について検討を加える。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度の消耗品の購入が予定していたよりも少なく済んだため、その備品購入額が次年度使用額として生じた。 平成26年度の消耗品の購入に使用する予定である。
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Research Products
(3 results)