2013 Fiscal Year Research-status Report
木食行における作仏の宗教的意義に関する研究-木喰行道・白道の初期作例を通じて
Project/Area Number |
25770054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Yamanashi Prefectural Museum |
Principal Investigator |
近藤 暁子 山梨県立博物館, 学芸課, 学芸員 (80574152)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 木食 / 行道 / 白道 |
Research Abstract |
木喰行道ならびに白道関連事項につき、本年度は木喰行道に関する事績について中心に整理をすすめ、近刊書籍等を参考にするなど、これまでの研究状況について振り返りをすすめた。なかでも特に寛政十三年(1801)建立の四国堂及びその諸像について考察し、行道の造像活動において非常に重要な意義をしめている可能性を想定しえた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属の業務の増加により、十分な研究時間が確保できなかったため、行道、白道ともに関連情報の整理が滞り、それをもとにした現地調査も実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、行道・白道に関する事績の整理を進め、現地調査の実施に努める。さらにその結果を事績整理に反映させるべく検討する。さらに、将来的に論文等で広く成果を公表できるように努める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
所属の業務の増加により、十分な研究時間が確保できなかった。そのため、行道・白道ともに関連情報の整理が滞り、それをもとにした現地調査および調査協力者との協議等も実施することができなかったため。 現地調査を積極的に実施し、その調査ならびに結果について調査協力者等と情報を共有し検討する機会を設けるなど、計画的な執行に努める。
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