2014 Fiscal Year Research-status Report
木食行における作仏の宗教的意義に関する研究-木喰行道・白道の初期作例を通じて
Project/Area Number |
25770054
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Research Institution | Yamanashi Prefectural Museum |
Principal Investigator |
近藤 暁子 山梨県立博物館, その他部局等, その他 (80574152)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 木喰 / 行道 / 白道 |
Outline of Annual Research Achievements |
木喰行道ならびに白道関連事項につき、本年度は主に木喰行道に関する事績について中心に整理をすすめ、近刊等からこれまでの研究状況について振り返りをすすめた。特に行道の初期作例について、現地調査を行い、その結果青森県上北郡六戸町にその存在を確認することができた。これをうけて、本年2月より開催した「微笑みに込められた祈り 円空・木喰展」において、展示ならびに図録等においてその成果を公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属の業務の増加により、十分な研究時間が確保できなかったた。そのため、行道、白道ともに関連情報の整理が滞り、それをもとにした現地調査も遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、行道・白道に関する事績の整理を進め、現地調査の実施に努める。さらにその結果を事績整理に反映させるべく検討し、将来的に論文等で広く成果を公表できるように努める。
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Causes of Carryover |
所属業務の増加により、十分な研究時間が確保できなかった。そのため、現地調査ならびに調査協力者との協議等を十分に実施することができなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現地調査を実施(旅費)し、その調査ならびに結果についてとりまとめるために必要な物品等を整え(物品費)、調査協力者等と情報を共有して検討する機会を設けるなど(人件費・謝金)、計画的な執行に努める。
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