2015 Fiscal Year Annual Research Report
1980年代から2000年代の少女マンガにおける若年女性表象の表象文化論的研究
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25770057
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉本 章吾 筑波大学, 人文社会系, 研究員 (00648719)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 少女マンガ / 戦後日本大衆女性文化 / マンガ研究 / 表象文化論 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、2000年代の少女マンガ誌を中心とした資料の収集・整理・分析を進めた。そのなかでも、2000年代以降の小学生誌において中軸的な役割を果たした『ちゃお』に関する資料調査に重点を置き、マンガ作品のみならず、記事・広告・読者投稿などを網羅的に収集・整理・分析した。一次資料はまず、国立国会図書館を中心として、戦後マンガ・大衆文化関連の文献資料が収蔵されている国内施設に赴き、資料の閲覧・複製を通じて収集を進めた。さらに、作業時間を合理化・短縮化するため、購入できる一次資料、二次資料をできるだけ購入し、勤務校での研究環境の整備に努めた。 それとともに、平成27年度は、国内の学会や研究会はもとより、海外の学会にも積極的に参加し、他大学や他組織に所属する研究者と情報・意見を交換することで、最新の研究動向を把握し、その成果を自身の研究に取り込むことができるよう、人的ネットワークの構築と情報交流の基盤整備を進めた。その成果として、2000年代における『ちゃお』とギャル文化の受容について『文藝言語研究 文藝編』68号に研究論文を発表するとともに、平成28年4月には、少女マンガにおけるコギャル表象の通時的変化と掲載媒体における差異に関して『日本言語文化』第34号に研究論文が掲載される予定である(掲載確定)。
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Research Products
(5 results)