2013 Fiscal Year Research-status Report
方言オノマトペの意味特徴と地理的分布との関連性についての調査研究
Project/Area Number |
25770170
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
川越 めぐみ 名古屋学院大学, 商学部, 講師 (60645810)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 方言オノマトペ / 意味 / 質問項目 |
Research Abstract |
面接調査に必要な予備調査、質問項目作成を行った。 予備調査については、山形県寒河江市方言話者への聞き取り調査を行った。その分析においては、佐藤亮一編(1986)『日本方言大辞典』(小学館)の記述、並びに担当者が従来行ってきた山形県寒河江市での調査によるデータ、そして今回新たに行った簡易な聞き取り調査によって得られた情報をもとに、寒河江市方言で使用されている複数のオノマトペの意味を分析した。その際には、どのような意味の広がり方を見せるのか、またオノマトペ辞を含めた形とはいかに関連性を持つのかという視点から考察を行った。 この考察から、山形県寒河江市での面接調査で聞き取りを行う質問項目の設定及び、その精査を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度において、山形県寒河江市における面接調査を終了する予定であったが、調査の実施までには至らず、質問項目の選定の段階にある。これは、応募時点から担当者の異動と調査環境の変化があったためである。今後、調査を可能な限り進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度において、平成25年度に遂行できなかった山形県寒河江市における面接調査を行う予定である。早い時点で質問項目の精査の続きを行い、9月頃までには調査を終えたいと考えている。 また、この調査結果の分析をもとに、東北地方におけるオノマトペの分布調査の具体的な計画、あるいは可能であれば実施も平成26年度中に行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度中に実施予定だった山形県寒河江市方言における面接調査が実施できなかったため。 平成26年度に、平成25年度実施予定だった面接調査を実施する予定。
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