2015 Fiscal Year Research-status Report
方言オノマトペの意味特徴と地理的分布との関連性についての調査研究
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25770170
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| Research Institution | Nagoya Gakuin University |
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Principal Investigator |
川崎 めぐみ 名古屋学院大学, 商学部, 講師 (60645810)
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2013-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | オノマトペ / 方言 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に山形県寒河江市方言オノマトペ調査を行った。その調査結果から、方言オノマトペは話者によって使用できる意味の範囲が比較的明確に決まっている可能性が窺えた。また、この調査では出身地域が寒河江市内各地の話者のほか、近隣市町村出身の話者も含まれており、市内であっても地域差が見られた。そのため、同じオノマトペであっても隣接地域で細かく使用法や意味が異なる可能性が見受けられた。
この結果をもとに、平成27年度は方言オノマトペの全国アンケート調査を行った。各県5～15地点の市町村の教育委員会に協力者の紹介を依頼し、60代以上の話者（男女問わず）に対してのアンケートを実施した。調査地点は、東北6県は15地点ずつ、他地方の県は広さや市町村数に応じて5～10地点の合計500地点を選んである。
調査項目は、各種オノマトペ辞典、方言辞典類に掲載されている多義のオノマトペ15語の意味と使用法を問うもの、「急に」「いきなり」など動きの取り掛かりの早さを表す語群のうち、語形を問う5場面の項目を設定した。
研究中断前の時点で、220地点からの回答があった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度に山形県寒河江市における面接調査を行う予定であったが、平成25年度に担当者の異動と調査環境の変化があったため、その分が後ろ倒しになった。また、平成28年2月に担当者が出産予定となり、1年間の研究中断申請を行った。
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| Strategy for Future Research Activity |
山形県寒河江市における研究の成果をまとめ、オノマトペの意味の構造の分析をより進める予定である。また、研究中断前に行った全国方言オノマトペアンケート調査の回答を、研究中断後に集計し、地図化作業、報告書の作成を進めていく予定である。
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| Causes of Carryover |
担当者の出産による研究中断があったため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
全国アンケート調査の調査票の整理、集計に係るアルバイトの人件費、調査結果を地図化するためのイラストレータ等のＰＣソフトに使用する予定である。また、報告書の作成費用に充てる予定である。
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