2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25770188
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊谷 龍一 東北大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (60422622)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | DIF / 項目反応理論 / テスト理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,前年度までに収集してきた時系列データのDIF分析に取り組むことを行なった。この分析を通じて,特に多値型および多母集団(3集団以上)のDIF分析において,サンプルサイズがそれほど大きくない場合に,従来申請者が提案してきた方法では,適切な計算結果が得られない場合があるという,新たな課題にたどり着くこととなった。そのため,まずこの課題の克服をなすことを優先し,素点を利用したDIF検出の方法という,新規分析方法の開発研究を行なうこととなった。この研究成果については,日本教育心理学会第57回総会にて「素点を用いたDIFの大きさを表す指標の提案」として発表を行なった。 また,DIF研究の浸透について情報収集を行ない,特に28年1月にメルボルン大学の応用言語学者や数学教育者,そしてAssessment Research Centreの研究者らと情報交換を行なった。また同じくオーストラリアにあるテスト研究期間であるAustralian Council for Educational Research(ACER)を訪問し,情報交換を行なった。これらの情報交換を通じ,海外においてもDIF分析の重要性が十分に高いことを確認した。
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Research Products
(2 results)