2014 Fiscal Year Research-status Report
母語の違いは日本語特殊モーラの知覚にどのような影響を与えるか―誤りに着目して―
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25770197
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
石澤 徹 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 講師 (00636095)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 特殊モーラ / 知覚 / インドネシア語話者 / 誤答分析 / 母語の影響 / 日本語音声教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本語の特殊モーラを学習者がどのように知覚しているのかについて検証を行うものである。平成26年度(本年度)は、平成25年度の実験結果の分析を中心に行った。その結果、音声環境の違いによって、特殊モーラの知覚成績に違いがあることが明らかになった(この研究成果は、平成27年度に学会発表をする予定である)。 ただし、実験協力者が、予定していたレベルよりも高いレベルの学習者であったため、どのように誤るのかについては、明確な結果を得ることは難しかった。そのため、研究計画を一部変更し、再度インドネシアで調査を実施した。調査協力機関は、前回の調査と同じであった。分析はこれから行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度に2か所で調査したいと考えていたが、より深くインドネシア語話者の結果を検証するため、研究計画を一部修正し、再度調査を行った。その結果、もう一か所に行けなかったため、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度に得られたデータで、インドネシア語話者については完了した。 平成27年度は最後の調査を行い、データをまとめ上げたい。
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Causes of Carryover |
研究計画の変更によって、行き先およびその調査回数に変更が生じたためである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度は、再度海外調査を実施することに加え、国内外での学会発表を行う予定であり、その費用として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)