2015 Fiscal Year Research-status Report
文化的同化法による異文化コンピテンスの育成:国際語としての英語教育への応用と実証
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25770212
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科, 准教授 (80580878)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 英語教育 / 異文化教育 / 異文化コンピテンス |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度,研究計画2年目の実況状況報告書で述べたように,本研究計画では,介入実験の調査対象者を平成26年度までの所属機関(前任校)の大学生を予定していた。この理由のため翌年度以降の所属研究機関の確保と,調査対象者の変更のために研究計画を全体的に後倒しすることをやむを得ず選択した。そのため,主にこれから再検討する研究計画立案のための情報収集とその結果の整理を行った。
現在の本務校に着任した本年度4月以降,新たに調査対象者を再検討した。その結果,着任した大学の学生を対象に新たに研究を始めることにした。それに伴い,研究期間の延長の検討も含めて,再度研究計画を再検討し精査していくことにした。そこで,3年目の平成27年度は,研究計画立案を目的とした情報収集のために大学英語教育学会関東支部大会など関連学会(異文化および言語教育に関連する学会)に参加した。具体的には,<研究1>文化的同化方を英語教育として行う教育的効果の分析(実験調査)に関して,実験計画の確認を行った。研究計画では本実験は,2016年11月に準備調査を実施する予定であった。しかし,研究代表者本人が本務校の海外研修引率業務のため9月は長期不在となり,実験導入のための準備に時間が十分ではないということ,また,予測される実験結果があまり明確なものでない可能性が懸念された。そのため,確実に動くと予測される従属変数をさらに検討し,それらの従属変数を追加して研究計画を再度練り直すことにした。
また,本研究計画に関連する書籍の収集を行った。資料収集は今後も継続して実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は着任1年目であった。加えて、海外研修の引率担当や委員会等、本年度は年間を通して学内業務に時間を割かなくてはならない状況であったため、研究計画通りに研究を進めることが難しかった。そのため、研究計画を1年後倒しすることも検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
残り1年間でできる限り研究計画を軌道に乗せ実施する。期間内に推敲できないと判断した時点で、早急に研究計画を延長する。
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Causes of Carryover |
研究代表者本人の勤務校の移動、並びに、海外研修の引率など、多くの時間を本年度着任した本務校での学内乗務に割き、あまり本研究計画が実施できなかったため、研究費の使用額に変更が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究計画を全体的に後倒しする予定である。
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