2013 Fiscal Year Research-status Report
小学校英語指導者が英語力・指導力を習得するための自己研修に関する研究
Project/Area Number |
25770216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
松永 舞 京都産業大学, 共通教育推進機構, 教授 (30351571)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小学校英語活動 / 自己研修 / 外国語教師養成 |
Research Abstract |
本研究は3年間で、現職小学校教員を対象とした「英語力・英語指導力のレベル」に関する項目と「英語力・英語指導力を習得するための自己研修」に関する項目からなるアンケートを作成、実施、分析する。そして最終的には分析結果をもとに「小学校英語指導者の英語力・指導力の現状と課題」の把握と、現状の英語力・指導力レベル別の「効果的な自己研修内容・方法」の提案を行う。初年度である25年度は主にアンケート作成と回答者の確保を研究協力者と行った。概要は以下のとおりである。1.アンケート対象者 現職公立小学校教員100名程度を対象。今回のアンケートは比較的項目の多いものになるため、確実に回答してもらえる対象者の確保が重要である。そのため親交のある複数の小学校を研究者が直接訪問し、窓口となっていただける先生を通して各学校でアンケートの配布・回収を依頼する予定である。すでに4つの小学校および窓口となっていただける先生に内諾を得た。2.アンケート概要 アンケートはパート1~3の3部構成とする。 パート1:対象者の基本情報(性別、年齢、担当学年、英語活動指導経験等)パート2:現状の英語力・英語での指導力と求められるレベルの差 ①現在の英語力と必要だと感じる英語力(聞くこと・話すこと、話すときの文法、発音、読むこと、書くことの5項目)に関してレベル1(低)~6(高)で自己評価する ②現在の英語での指導力と必要だと感じる英語での指導力(総合的な指導力、児童の理解に応じた指導、教室英語の使用、英語での授業進行の4項目)に関してレベル1(低)~4(高)で自己評価する パート3:自己研修について(これまでに試した内容、効果があると感じた内容、必要だと感じる内容、自由記述) 26年度以降はアンケートの実施および分析を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度である25年度は主にアンケートの作成と一部実施を予定していたが、予定通りアンケートの作成は終了した。実施に関しては、実施対象小学校と教員を確保できた。なお、アンケート実施は対象小学校の都合を考慮して25年度から26年度中に行う予定である。 なお、初年度予算を来年度に一部繰り越ししたが、研究の遅れからの繰り越しではなく、研究協力者に対して支出を予定していた海外学会発表出張旅費を使用しなかったこと(研究代表者のみで海外学会発表を行った)、また謝金が当初予定額を下回ったからである。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度以降は、アンケートの実施(続き)、アンケート結果分析、そして結果に基づいて効果的な自己研修内容・方法の提案を行う予定である。 また、来年度に繰り越した予算は物品費として学会発表用のノートパソコン等購入にあてる予定である。 なお、出産に伴う育児休業取得のため26年度4月から1月末まで研究を中断し、2月から研究を再開する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究協力者のため当初予定していた海外学会発表出張旅費を使用しなかったため(海外学会発表は研究代表者一人で行った)。また、謝金額も当初の予定より下回ったため。 25年度分の繰越分は26年度以降の学会発表用のノートパソコン等を購入予定。
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