2016 Fiscal Year Annual Research Report
Geographical study on structure and function of alternative food systems
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25770294
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊賀 聖屋 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70547075)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | フードシステム / オルタナティヴ / フェアトレード / エビ / インドネシア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、社会的企業ATJ社への聞き取り調査を通じて、エビのフェアトレードの具体的な生産・流通・消費システムの概要を把握した。同時に、ATJ社の現地企業であるATINA社に対して、エビの生産・流通に関する聞き取り調査を行うとともに、東ジャワ州シドアルジョ県において、フェアトレードのエビを生産する生産者らとオルタナティヴな実践に関する意見交換を行った。 また、「従来型のエビのグローバルフードシステム(GFS)」と「ATJのエビのフードシステム」との違いを明確化するため、前者のエビGFSの実態(「生産・流通・消費の空間構造」、「取引におけるアクター間の関係性」、「介在アクターの動機・目的・行為」)の把握を行った。具体的には、80年代以降、集約的なエビ養殖池の整備が進んだインドネシア(アチェ州)において、養殖エビの生産・流通構造に関するフィールド調査・資料収集を行った。
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