2014 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国における貨幣需要関数およびドル化に関する研究
Project/Area Number |
25780201
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
サムレト ソワンルン 埼玉大学, 教養学部, 准教授 (90614371)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 貨幣需要関数 / ドル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、発展途上国における貨幣需要関数およびドル化の問題を検証する目的で行われた。平成25年度には、ドル化が進展しているカンボジアに特に注目し、データが入手可能な期間の貨幣需要関数におけるパラメータを推計するとともに、推計したモデルの安定性の検証も行った。平成26年度においては、国内外の研究者と意見交換を行い、前年度の分析結果を改訂した。さらに、より広い知見を得るために、タイの首都バンコクで平成26年11月に開催された国際学会(The 14th International Convention of the East Asian Economic Association)で研究成果の報告を行なった。学会の報告においては、他の研究者と議論を活発に行った。そして、そこで得られた知見などに基づいて、分析結果を改善して論文にまとめ、国際的学術雑誌に投稿した。現在、カンボジアは、ドル化の現象を改善するために、様々な政策を模索しているが、ドル化の進展は、経済にとってデメリットとメリットの両方があるため、まずそれらの検証は重要である。そのため、平成26年度において、そのメリットとデメリットを定量的に検証するために、カンボジア国立銀行や国際通貨基金などの資料およびデータベースに基づいて、分析に必要なデータセットの準備も行った。
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Research Products
(2 results)