2016 Fiscal Year Research-status Report
多角化戦略の罠 過剰参入と事業関連系不全がもたらす収益性低下メカニズムの解明
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25780239
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Research Institution | Asia University |
Principal Investigator |
村上 善紀 亜細亜大学, 経営学部, 講師 (60614097)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 多角化 / 過剰参入 / 収益性低下 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、過剰な多角化戦略が企業経営に及ぼす影響について引き続き超長期データの分析を行った。特に従来データの乏しかった未上場企業においても、ある程度上場企業と同一の基準で分析を行うことが可能となり、企業数では大半を占める未上場企業を含めた、バブル崩壊以降の日本企業の経営行動をある程度把握することが可能となった点が大きな成果と考えられる。今後は可及的速やかに、対外的に発信していく予定である。また、遅れている質問票調査についても、今回のデータ分析を基に再修正を行ったうえで実施していきたい。またデータ分析のパートについても、別の大規模パネルデータと接続することで、もう少し多様な分析ができるようにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データ分析と並行して行う予定であった質問票調査が遅れているため。分析を基に質問票を修正し、可及的速やかに実行する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の通り、質問票の再構成による調査の実施と、データの補強を速やかに行い研究課題を完成させる予定である。
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Causes of Carryover |
前年度までに予定していた質問票調査と追加データ収集が遅れているため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度中に、質問票調査と追加データ収集を行う予定である。
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