2015 Fiscal Year Research-status Report
ラディカルな技術変化への適応メカニズムの探索:写真プリント業界の事例研究
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25780247
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
兒玉 公一郎 明星大学, 経営学部, 准教授 (70610343)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | イノベーション / デジタル化 / 写真プリント / デジタル・ミニラボ / 普及 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の本課題に関する研究活動は、これまでに蓄積された調査・考察の成果の外部発信を目的とした段階に軸足を移している。とりわけ、英語による成果発信を重視して活動を行った。より具体的には、下記のような取り組みを行っている。 第一に、本研究の海外への成果発信を行うべく、邦文で発表済みの学術論文を英訳して発信した(Annals of Organizational Scienceに掲載済み)ほか、海外学会での成果発信を行うための準備を行った(平成28年6月にISPIMに出席が決定済み)。 第二に、海外向けばかりでなく、邦文による研究成果発信のための努力も引き続き継続している。本年度は、企業家研究フォーラム、日本経営学会などの学術誌に向けて投稿を行った。これらの成果は、下記の学術出版の際には重大な一部を構成することを視野に入れている。 第三に、本研究課題の最終的な終着点である学術書の出版に向けた準備を進めている。学術書の大枠となる基本構想はほぼ完成しており、現在は、それを構成する個々の章を作成している段階にある。 なお、本研究ではすでに組織科学にて発表済みの成果もあるが、そのうちの一篇が平成27年度の組織学会高宮賞を受賞し、研究を行う上で大きな励みになった。本研究課題に下での研究実施期間は最終年度を迎えるが、上記の活動を粛々と実行することで、確実に研究成果が得られるように努力したいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画で示した、(1)研究成果の海外発信、および(2)学術書の出版という目的に向けて鋭意活動中である。両者について、それぞれ最終的な成果発信を視野に入れて着々と準備を行っている段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の課題は明白であり、下記の2点に集約できる。第一は、平成28年6月のISPIM(International Society for Professional Innovation Management)での発表の実施であり、第二は本研究課題の集大成とも言うべき学術書の出版である。確実な成果を得ることができるように、努力を集中する所存である。
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Causes of Carryover |
英文校正および資料複写にかかった費用が、当初予定していたよりも低かったことが最大の理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度は海外学会への参加を予定しており、経費の大部分はそのための旅費等に割かれる予定である。その他にも、国内学会も複数予定されている。
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Research Products
(6 results)