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2013 Fiscal Year Research-status Report

高年者の到達階層と社会的孤立に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25780319
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionYokkaichi University

Principal Investigator

三田 泰雅  四日市大学, 総合政策学部, 講師 (30582431)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords社会的ネットワーク / 社会的孤立
Research Abstract

平成25年度は、研究計画の初年度である。そこでの達成目標は、問題の整理、先行研究のレビュー、調査地の策定、リサーチ・クエスチョンの設定、仮説の作成であった。
本研究課題の目的は、高年者の到達階層と社会的孤立状態との結びつきを明らかにすることである。より一般的には、社会経済的要因と社会参加の様態との関係の解明をめざす。
先行研究のレビューからは、社会経済的変数だけでなく、移動の影響を取り込んで考える必要が示唆された。
このため調査地には三重県四日市市を選んだ。同市は東海地方有数の工業都市であり、他地域からの流入人口が多い。上記のような移動履歴と社会参加の関係をとらえるのに適している。対象地の選定後、四日市市役所におけるヒアリングを実施した。その結果、市内の各地域の特色に加え、高度成長期以降に造成された郊外の住宅地区における住民活動などに関する知識を得られた。そのほか、町会・自治会など旧来型の地縁組織とNPOなどのアソシエーション型組織の現況、高齢女性の地域参加の状況、生涯学習の状況など、研究課題に関連する論点の数々を確認できた。
ヒアリングや関連資料の収集を通じて、65歳前後の年齢層が、地域社会のいずれの局面においても、あまり目立った活躍をみせていない傾向が浮かんできた。一方、閉じこもりのリスクは、先行研究と大きな差異がないことも明らかになった。また、この間に研究会を2回開催し、各自の知見を共有した。現在はこれらの成果をふまえ、調査票の作成に取り掛かっている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初予定していた通り、先行研究のレビューを進めることが出来た。また行政機関へのヒアリングもふまえ、25年度中に調査票の作成に取り掛かることができた。
先行研究からは階層的要因のほか、ライフコース要因も孤立や社会参加の様態に影響しうることが示唆された。このため仮説に異動履歴を含めたライフコース要因を反映させることになった。現在まで、実査に向けた準備は順調に推移している。

Strategy for Future Research Activity

研究計画の2年目にあたる今年度は、調査票の完成、サンプリング、調査票の配布と回収、データ作成を達成課題とする。
7月までに調査票を完成し、10月に調査を実施する予定である。調査票回収後はすみやかにデータ作成プロセスに入り、年度内に分析用データの完成を目指す。
3年目にあたる27年度は得られたデータの分析を行い、関係学会や雑誌への投稿を通して、成果の公表につとめる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究費助成が申請額に対して減額されたため、平成26年度の調査費用に不足の不安が生じた。そのため、平成25年度分を繰り越すことで、調査費用の不足を補うこととした。
平成26年度に実査を予定している。調査は10月に郵送法で行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 高年男性の娯楽と社会参加2013

    • Author(s)
      三田泰雅・和秀俊・西村昌紀・遠藤伸太郎
    • Organizer
      日本老年社会科学会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場
    • Year and Date
      20130605-20130606

URL: 

Published: 2015-05-28  

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