2014 Fiscal Year Research-status Report
乳幼児の時間的認識と自他関係:協力行動及び選択行動による検討
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25780386
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
吉田 真理子 三重大学, 教育学部, 講師 (30609178)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 観察 / 活動移行場面 / いざこざ / 協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,時間的認識の共有という視点から,乳幼児期の協力行動および選択行動を明らかにするということが目的であった。
実施計画では1,2歳児が観察対象であったが,実験とのつながりや計画のために,対象児は2歳児から5歳児までとした。観察内容は,保育場面でみられる協力行動や,活動移行場面でのやりとり,いざこざの場面等である。いずれも,過去や未来への言及がみられるものと考えており,現在も,観察を継続中である。活動移行場面,およびいざこざについてのエピソード数はいずれも120件ほどであり,協力行動についての観察は開始しはじめたという状況である。
また今年度は,先行研究をレビューしたうえで協力行動に関する実験計画立てた。来年度に予備実験および本実験をおこなう予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
観察の実施および分析に,予想以上に時間がとられてしまっている状況であった。それをふまえ,来年度以降は実験をベースに進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画上は,時間認識の共有をいつごろからするようになるのかといったことに観察の重点がおかれていたため,過去や未来への言及に関するデータをとることが目的であったが, 今後は時間的認識の共有を「目的・目当ての共有」におきかえて,観察研究と実験研究のつながりを意識し,協力行動を通して時間的認識に注目したいと考えている。
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Research Products
(1 results)