2016 Fiscal Year Annual Research Report
Mental time travel and Social development in early childhood; in terms of coopretaive behavior and selective behavior
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25780386
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
吉田 真理子 三重大学, 教育学部, 講師 (30609178)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 過去 / 未来 / 協力 / ペア |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、1歳児、3歳児、5歳児を対象に、保育場面で過去や未来に言及する事例を1年間観察を実施した。1歳児と5歳児については分析中であるが、3歳児に関しては、別の観察で得られた4歳児や5歳児の結果よりも、自分の知らない他者の過去について問う発言が少ないという結果が得られた。 また今年度は、過去の観察研究の結果を土台に、乳幼児期の子どもを対象に実験を実施した。実験は、子ども同士のペアに、協力して3つの課題をさせるというものであった。課題は次のとおりである。①Block Task(ブロック課題):16ピースの積み木(ネフスピール,スイス製)を二人で協力して高く積み上げるように教示した。②Cleaning Task(お掃除課題):机の上に散乱している紙くずを二人で協力して集めるように教示し、一方の子どもにはほうき、一方の子どもにはちりとりを持たせた。③Washing Task(お洗濯課題):落ちている洗濯物を拾って持ってくるように教示し、一人では持てないような大きなカゴの両側の持ち手をそれぞれ1つずつ子どもに握らせた。そして洗濯物を拾って持って戻ってきたら、今度は1mの物干し竿の両側をそれぞれの子どもに片側を持たせ、先ほどの洗濯ものをハンガーにかけて、子どもが一緒に持っている竿にかけ、洗濯物が落ちていた向こうの物干し竿にかけてくるよう教示した。結果は分析中である。
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Research Products
(5 results)