2014 Fiscal Year Annual Research Report
協働学習のための情報端末を利活用する自律型ロボット教材の開発
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25780524
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
室伏 春樹 静岡大学, 教育学部, 助教 (30609293)
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2013-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 計測・制御 / タブレット / 技術教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
研究期間を通して，Androidタブレット端末上でプログラムを作成・送信し，ロボットを制御することができる中学校技術・家庭（技術分野）における計測・制御教材の提案と開発，評価を行った。
提案した教材は，タブレット端末が装備する加速度センサの計測データを利用し，タブレット端末がロボットを直接制御するものである。従来の計測・制御教材は，パソコン上で作成した制御プログラムをロボットの制御基板に送信する自律型ロボット教材であった。自律型ロボット教材における問題として，プログラムの作成環境と実行環境が異なることに起因する調整の難しさがあった。
開発した教材は，Android OS4.0以上の環境で動作するソフトウェアと，DTMFレシーバーを搭載したオープンソースハードウェアであるドロンくんを制御対象のハードウェアで構成される。ソフトウェアはタブレット端末の特徴であるタッチパネル操作を利用した直感的に優れる操作体系を構築した。また，制御対象との通信はDTMFトーンを利用する音声通信とすることで，機種を制限することなく動作するものを目指した。開発ソフトウェアの使用に適するタブレットを選定するために，７型と10型の液晶ディスプレイを有する機種を選定し，表示領域の大きさから10型の機種を選定対象とすることを決定した。
開発した教材を10名の中学生に対して評価実験を実施したところ，タッチパネルを利用したプログラムの作成は容易であり，プログラムに対するイメージを質的に深めることができる学習教材として利用できることが明らかとなった。協同学習としては，プログラムの構造が視覚的に判別しやすく，分担して一つのプログラムを作成可能であるため，効果的な実践が行えると考えられる。
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Research Products
(2 results)
