2013 Fiscal Year Research-status Report
機能性トライボテクスチャ設計のための確率過程モデリングに関する研究
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25820029
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Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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| Research Institution | Iwate University |
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Principal Investigator |
内舘 道正 岩手大学, 工学部, 助教 (30422067)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | テクスチャ / 粗さ / 自己相関係数 / 高さ分布 / 機械加工 / パラメータ |
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| Research Abstract |
平成25年度の実施項目として，下記の二項目が挙げられ，それぞれの状況を示す．
１．テクスチャの加工と測定
研究では，できるだけ多種多様な機械加工やコーティング面のテクスチャについて，その測定データを得る必要がある．そこで，テクスチャとして，放電加工面，研削面，ショットピーニング加工面，ショットブラストラッピング仕上げ面，円筒研削面，鋳造面（各6～8水準）を入手した（いずれも，英国のルバート社製）．また，断面プロファイル校正用試験片（Halle社製）を入手した．さらに，3種類のバイアス電圧によって成膜されたPVDによるコーティング加工面とそれらをラッピングしたサンプルを入手した．単一ショットによる圧痕を検討するため，非常に少ないショット材によるサンプルを準備している．コーティング試験片について，AFMによる測定を実施した．
２．数値解析
測定されたテクスチャの自己相関係数と高さ分布の算出プログラムは完成している（特に，高さ分布については，確率密度，相対度数の計算について，数学的に正しい評価となるように改良を行った）．測定データの前処理として適用するフィルターについて，ガウシャンフィルタに加えて，メジアンフィルターの適用も検討した．等方性・正規分布の生成されたテクスチャデータに関して影響係数法による接触解析を行い，接触面積が荷重に比例することを確かめ，表面傾斜を用いた塑性指数が突起曲率半径や相関距離を用いる場合よりも妥当性が高いことを見出した．なお，数値解析におけるメッシュサイズ（面内方向のサンプリング間隔）の影響が懸念されることから，データ補間法として，バイキュービック法について調査を行い，今後適用可能とする見込みである．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
テクスチャの加工においては，レーザー処理加工面が入手できていない．また，測定が完了しておらず，テクスチャへのモデル当てはめが完了していない．
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| Strategy for Future Research Activity |
レーザー加工面については専門の処理業者に相談し，入手が難しければスケールは異なるが同等な異方性を持つと考えられる旋削加工面を用いて研究を進める．また，テクスチャ測定を並行して進め，モデルの適用を行う．
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Research Products
(5 results)
