2013 Fiscal Year Research-status Report
全球水資源モデルへの河川氾濫・水面蒸発過程の導入による乾燥地湿地帯の数値実験
Project/Area Number |
25820230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
花崎 直太 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主任研究員 (50442710)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 水文モデル開発 |
Research Abstract |
平成25年度は全球水資源モデルH08を流域別に適用するためのソースコードの改良と気象データの整備を行った。これらは、計算量を抑えつつ、特定の流域で集中的にモデルの信頼性を検証するために不可欠な作業である。まず、ソースコードの改良に関しては、水文パラメータの同定を行うための一連のプログラム群を開発し、効果の検証を行った。一つの流域を複数に分割し、それぞれでパラメータを同定する機能も持たせることにより、異なる水文特性を持つ大流域への適用も容易になった。気象データの整備に関しては、信頼性が高い全球データセットであるJRA25およびJRA55の収集を行い、データのダウンロードとフォーマット変換を行う一連のサブシステムを開発した。これに伴い、世界の任意の流域で、1958年以降今日までのシミュレーションを実施する体制が整った。この他に、CaMa-Floodモデルの文献を精読し、原理や特性について理解を深めた。また同モデルのソースコードの構造と主要部分を分析し、H08との結合の具体的な方法について計画を立てた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度までにH08とCaMa-Floodの両モデルのソースコードの結合まで進める予定だったが、予想以上に時間がかかり、予定より作業がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の変更の必要はなく、遅れを取り戻すべく研究を進める。具体的には、H08とCaMa-Floodを結合したモデルを完成させ、アフリカ大陸の2河川に適用する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計算機利用が特に多くなる平成26年度以降に最新の計算機を利用するため、予定していた計算機の購入を翌年度に遅らせた。 平成26年度中に予定していた計算機の購入を行う。
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