2014 Fiscal Year Research-status Report
新規開発した乱流測定システムによる沿岸域のCO2交換量の再評価
Project/Area Number |
25820259
|
Research Institution | Independent Administrative Institution Port and Airport Research Institute |
Principal Investigator |
所 立樹 独立行政法人港湾空港技術研究所, その他部局等, その他 (70543859)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | CO2 / 沿岸域 / 大気―水圏間フラックス |
Outline of Annual Research Achievements |
他業務に関連した野外調査が予想以上に集中したため,実行する予定であった開発システムの検証に十分な時間を割り当てることができなかった.よって,事業期間の1年間の延長を申請し,26年度に予定していた実施項目の大半を27年度に繰り越した. 26年度に実施した項目は,1)開発システム(水面乱流測定システム)が安定して水面に設置するためのバランス取りと,2)システムの輸送を簡易にするための梱包容器の検討である.前者では,室内実験において,システムに搭載するウェイトの最適な位置や量を同定した.後者に関しては,検討した設計を基に27年度に開発を予定している.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前述したとおり,26年度に予定していた実施項目の大半を27年度に繰り越している.
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度に予定していた実施項目を実行する予定である.すなわち,1)室内実験において,波の強度指標と乱流との関係性を検証し,波の乱流への影響を除去するための補正方法を確立する.2)野外調査において,水面乱流測定システムの検証を行う.予定しているサイトは国内の1,2か所で,検証のためのフローティングチャンバー式のCO2フラックス測定装置を併用する.
|
Causes of Carryover |
前述した理由により,26年度の実施項目の大半を27年度に繰り越したため,26年度は交付金を使用しなかった.
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度の支出細目をそのまま27年度に繰り越す予定である.
|