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2014 Fiscal Year Annual Research Report

免震構造物の免震層変位を直接制御する変位依存型ダンパーに関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 25820260
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

池永 昌容  東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50552402)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords免震構造 / MRダンパー / デジタルフィルタ
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は、平成25年度に引き続き擬似複素減衰制御の改善を行った。これまで検討をしてきた制御に加えて、デジタルフィルタを用いた制御を考案し、それらの妥当性をまず検討した。デジタルフィルタについての検討の結果を受けて、擬似複素減衰制御の実現可能性を周波数領域での数値解析結果と時刻歴応答解析結果の比較から行い、その実現可能性を確認した。その結果、提案してデジタルフィルタによって概ね擬似複素減衰制御を実時間領域で実現可能であることを突き止めた。また、デジタルフィルタで模擬した擬似複素減衰制御と一般的なオイルダンパーなどとの応答比較を行い、提案デジタルフィルタ制御は他の制振装置と比べても高い変位低減効果と免震性能保持の両立が可能であることを明らかにした。
振動台実験についても計画していたが、振動台の不調により実験的検討の一部見直し行い、その結果擬似複素減衰制御に関する実験については予備検討を充実させるとともに、実験で用いるMRダンパーの単体性能実験においてこれまで考慮してこなかった電磁場印加速度とMR流体の反応速度の関係など、ダンパー制御に関する基礎的検討を徹底的に行った。その検討結果を元に、提案デジタルフィルタ制御が制作したMRダンパーによって十分に模擬できることを確認することに成功した。なお、予備実験結果については先行研究を行っている米国研究者との議論の末、デジタルフィルタ制御を実現するための制御プログラムの開発までを完了した段階である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] MRダンパーを用いた免震建物用複素剛性ダンパーの実現手法の検討 その1 フィルタ処理を用いた制御則の提案とその概要2014

    • Author(s)
      熊谷成晃、中村俊介、池永昌容、五十子幸樹、井上範夫
    • Organizer
      日本建築学会大会学術公演梗概集
    • Place of Presentation
      神戸大学(神戸)
    • Year and Date
      2014-09-12 – 2014-09-14
  • [Presentation] MRダンパーを用いた免震建物用複素剛性ダンパーの実現手法の検討 その2 提案制御の有効性の検討2014

    • Author(s)
      中村俊介、熊谷成晃、池永昌容、五十子幸樹、井上範夫
    • Organizer
      日本建築学会大会学術公演梗概集
    • Place of Presentation
      神戸大学(神戸)
    • Year and Date
      2014-09-12 – 2014-09-14

URL: 

Published: 2016-06-01  

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