2013 Fiscal Year Research-status Report
オランダの先進的学校建築における個別教育に対応した学習空間に関する研究
Project/Area Number |
25820294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
垣野 義典 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60385523)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | オランダ / 学校建築 / 個別学習 / 学習空間 |
Research Abstract |
■ ステップ1 事例に関する情報収集、類型化の完了 ①主にオランダの建築専門誌に掲載されている計30事例より学校建築の図面分析②特にヘルツベルハーの建築作品において、文献1より抽出した9事例の系統だてた類型、基礎情報、空間構成の整理 ■ ステップ2 研究的視点を得るための実地調査の完了 ステップ1により得られた事例のうち、ヘルツベルハーが設計した9事例の1日実地調査を完了した。あわせて、校舎内の使い方や学習の進め方などについて、各事例の校長へヒアリングを行った。その際、アムステルダムに20年在住し、オランダ語通訳兼コーディネーターである三宅文子氏、Martijin Nieuwenhuijzen氏の助力を得ている。 ■ ステップ3 実地調査結果をふまえた空間分析、類型化 実地調査をふまえ、上記計18事例を対象に以下について整理した。 ① 特徴ある空間・構成体を抽出、類型化、空間要素の整理 ② ①の結果をふまえ、本調査の視点を決定 ■ ステップ4 18事例中4事例において行動観察調査を完了 ①調査方法: 行動観察記録、ヒアリング調査(主に教師) ②調査時間、日数:朝8:00~14:00、4日以上/事例 ③記録の方法(図1参照): 1/100程度の図面上に、5分おきに、どこで何をしているか記録
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
・各調査事例において、意図した調査データが採取できている。 ・調査人員の確保、調査地(校長先生)との関係も良好である。 ・ただし、調査日数が十分に確保できなかったことから、2014年度は調査日数の確保につとめ、より多くの適切な記録を採取できるよう計画する。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の通り、比較的順調に進展しているが、2013年度は調査日数が十分に確保できなかったことから、2014年度は調査日数の確保につとめ、より多くの適切な記録を採取できるよう計画する。
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