2014 Fiscal Year Research-status Report
色素上皮由来因子を標的とした新しい動脈硬化モデルの開発
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25830067
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
松井 孝憲 久留米大学, 医学部, 講師 (10425233)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | PEDF受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
PEDF受容体のin vitroによる機能評価を下記の内容でおこなった。 1) 血管平滑筋細胞を増殖因子により刺激した際の PEDF 受 容体の発現量の変化をウエスタンブロット法、real-time PCR 法により検討する。 2) 血管平滑筋細胞の増殖、遊走を PEDF 受容体の過剰発現ま たは siRNA によるノックダウンにより、抑制または促進 しうるか否かをヒト平滑筋培養細胞の増殖(3H-ラベルチ ミジン取り込み)、遊走(ボイデンチャンバー法)の評価に より検討する。 PEDF 受容体の過剰発現またはノックダウンが細胞増殖シグナル(p21、p27、p53)、細胞周期(cyclin D1、cyclin E)をどのように抑制するのかを real-time PCR 法、ウェスタンブロ ット法を用いて検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度までのPEDF受容体の同定と、in vitroにおける機能評価を予定通りおこなっている。また、次年度に予定しているPEDF受容体のトランスジェニックマウスの作製とそれを用いた動物モデルの作製についても準備を順調におこなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
PEDF 受容体発現トランスジェニックマウスの作製(PEDF-R_Tg)、血管狭窄モデルの作製とその評価について予定通りおこなう。
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