2014 Fiscal Year Research-status Report
制御性T細胞の細胞遊走制御による免疫抑制解除の基盤研究
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25830117
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
榮川 伸吾 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40635265)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 制御性T細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度 ①腫瘍局所のエフェクターCD8 および CD4 T 細胞の割合 RLmale1 2x105 個を BALB/c マウスに皮内に接種し、マウス CXCR1 ペプチド投与した。マウスCXCR1 ペプチド投与ごとに、形成された RLmale1 腫瘤を切除し、フローサイトメーター前処理装置により TIL を回収した。回収された TIL について FACSCantoII により CD8 および CD4 T 細胞の割合を測定し、さらに T 細胞における活性化分子の発現を解析。解析結果から、ペプチド投与により抗腫瘍免疫応答が誘導されているかを明らかにした。
②既知抗原に対する特異的免疫応答の検出(平成 26 年度) RLmale1 は原がん遺伝子 Akt を発現し、BALB/c マウスのキラーCD8 T 細胞は MHC クラス I に提示された Akt 抗原内のペプチド pRL1a(IPGLPLSL)を認識し、腫瘍を拒絶する(Uenaka et al. JEM. 1994)。マウス CXCR1 ペプチド投与後に、pRL1a に対するキラーCD8 T 細胞の特異的免疫応答が増強されているかどうかをIFNγELISAにより明らかにした。RLmale1 2x105 個を BALB/c マウスに皮内に接種し、マウス CXCR1 ペプチド投与する。マウス CXCR1 ペプチド投与マウスおよびコントロールペプチド投与マウスそれぞれから脾臓細胞を回収し CD8 T 細胞を精製単離した。in vitroで pRL1a + 抗原提示細胞により刺激培養し、IFNγELISAを行い、がん抗原特異的応答を検出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り、進行中である。 将来的にヒトへの応用を目指した製薬企業との共同研究も行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
マウスCXCR1ペプチド投与により腫瘍内CD8T細胞の抗原特異的応答が増強されるかどうかを検討する。また既存の免疫増強型療法(がんワクチン)など組み合わせてその効果を検討していく。
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