2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25850145
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
安元 剛 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (00448200)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ポリアミン / 炭酸カルシウム / 二酸化炭素 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに我々は、海水にポリアミンを添加し48時間静置すると、ポリアミンが空気中の二酸化炭素を溶液に溶かし込み、アラゴナイト結晶の炭酸カルシウムが生じることを見出している。このポリアミン存在下でおこる炭酸カルシウム形成反応に及ぼす影響を様々な物質で調べたところ、50 uMリン酸塩を添加した場合に石灰化が完全に阻害されることを見出した。そこで、前年度までに確立しているコユビミドリイシAcropora digitiferaの稚ポリプの骨格形成の観察法を用いて、リン酸塩の骨格形成に及ぼす影響を調べた。その結果、ポリアミン存在下で起こる石灰化反応と同じ濃度で稚ポリプ底面の骨格形成が完全に阻害された。さらに,前年度に化学合成したポリアミンの生合成阻害物質であるDFMOを20 uMの濃度で稚ポリプの培養液に添加したところ、底面の骨格形成を明らかに阻害した。これらの結果は、ポリアミンがサンゴの石灰化に寄与していることを示唆する。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Biogenic Polyamines Capture CO2 and Accelerate Extracellular Bacterial CaCO3 Formation2014
Author(s)
Ko Yasumoto, Mina Yasumoto-Hirose, Jun Yasumoto, Ryo Murata, Shun-ichi Sato, Megumi Baba, Kanami Mori-Yasumoto, Mitsuru Jimbo, Yasukatsu Oshima, Takenori Kusumi, Shugo Watabe
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Journal Title
Marine Biotechnology
Volume: 16
Pages: 465-474
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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