2013 Fiscal Year Research-status Report
酵母の液胞内糖質のリサイクル機構と生理機能の解明~ヒト代謝疾患治癒への基盤構築~
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25850246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
梅川 碧里 立命館大学, 生命科学部, 助教 (60633097)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 出芽酵母 / 糖質分解 |
Research Abstract |
平成25年度において得られた成果は次の通りである。 研究計画に記載の手法により、出芽酵母の糖質分解に関わる新規の遺伝子を探索した結果、機能未知の12遺伝子が得られた。 また、出芽酵母の無細胞抽出画分の糖質分解活性について、alpha-glucopiranoside, beta-glucopiranoside, alpha-mannopiranoside, beta-mannopiranoside, beta-N-acetylglucopiranosideをそれぞれ含む5種類のpNP糖を基質として解析した結果から、出芽酵母はalpha-glucopiranoside、beta-glucopiranoside及びalpha-mannopiranosideに対する強い分解活性を有するが、それ以外の2種の基質については分解活性を有さないことが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度の計画通り、出芽酵母の糖質分解に関わる新規遺伝子を見出すことが出来たが、その詳細な解析には至らなかったことから、概ね順調に進展していると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
糖質分解に関わる12の新規遺伝子について、生化学的機能及び生理学的機能の詳細な解析を進める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額が生じた主な理由は、平成25年度前期の期間中研究代表者が産休で休んでおり、その期間研究を遂行できなかったこと、また育児中のため出張が出来なかったため旅費分が未使用となったからである。 主に研究課題の遂行に必要な実験試薬及び実験機材などの物品費に充てる計画である。
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