2014 Fiscal Year Annual Research Report
上皮極性輸送における新規分子Rab8BPの機能解析
Project/Area Number |
25860140
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉村 信一郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60584521)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | Rab / 上皮細胞 / 極性輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
膜輸送は供与側の膜コンパートメントから小胞、あるいはチューブルが出芽して、それが目的地である受容側の膜に融合することによって成り立つシステムである。 Rab8BPに結合する分子、Rab8BPIPをGST-pull downで同定した後、それらの細胞内局在を確認したところこれら分子は共にリサイクリングエンドソームに共局在した。Rab8BPIPは細胞内小器官の膜上に結合し、小胞の出芽に先立ち、受容側膜の湾曲を感知し、その形成を促進することが知られている。Rab8BPはRab8BPIPをリサイクリングエンドソーム上にリクルートし、膜輸送を上記のような方法で制御していると考えられる。そこでRab8BPならびにRab8BPIPを、小腸初代培養を用いてノックダウンしたところ、頂端面に局在するタンパク質の輸送が部分的に阻害され、リソソームに蓄積することが明らかになった。 以上のことから、上皮細胞において、これまで不明な点が多かった、頂端面方向への輸送の分子メカニズムの一端が明らかになったと考えられる。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Rab11a is required for apical protein localisation in the intestine.2014
Author(s)
Sobajima T, Yoshimura S, Iwano T, Kunii M, Watanabe M, Atik N, Mushiake S, Morii E, Koyama Y, Miyoshi E, Harada A.
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Journal Title
Biol Open
Volume: 4
Pages: 89-94
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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