2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25860438
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
宮澤 伊都子 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (20649305)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 腎洞内脂肪 |
Research Abstract |
1) 腎洞内脂肪の評価用画像データベースの作成 平成18 年~20 年のベースライン調査時、および平成22 年~24 年のフォローアップ調査時に腹部CTを撮像した対象者において、腎洞内脂肪評価に必要な部分のCT 画像に関する画像電子データベースを作成を開始した。現在腹部CTの撮像は終わっており、画像データを収集中である。 2) 腎洞内脂肪の定量的評価のプロトコール作成 腎洞内脂肪の定量については、米国 Framingham 研究の方法に準じる。(Foster MC, Hwang S-J, Porter SA, Massaro JM, Hoffmann U, Fox CS. Hypertension. 2011;58:784‐790)放射線科医師、放射線技師、また画像解析ソフト会社のスタッフの協力のもと、滋賀医科大学医学部付属病院のCT装置および画像解析ソフトで腎洞内脂肪の定量が可能であるかどうかを検討し、可能であることを確認した。放射線科医師と本調査の画像データの取り込み方法および腎洞内脂肪の計測方法の打ち合わせを行い、プロトコールを作成した。 (平成25年10月25日より、現在も研究中断中である。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
妊娠、出産のため、平成25年10月25日より、現在も研究中断中である。研究中断前も体調不良であった期間があり、研究はやや遅れている。しかし、腎洞内脂肪の定量的評価の方法については実行可能なプロトコールを作成することができており、すでに腹部CT画像も撮影済みである。 研究再開後、速やかに腎洞内脂肪の測定が実行できる準備を整えられたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究再開後は腹部CT画像データの収集を完了させ、腎洞内脂肪の定量的評価を行う予定である。速やかに作業を進めるため、一部、研究補助員を採用する。 計画どおり、腎洞内脂肪と腎機能の関連、腎機能低下に関連する生活習慣およびさまざまな危険因子についての検討、さらに腎洞内脂肪と肥満指標あるいは潜在性動脈硬化性指標との関連についての検討、慢性腎臓病との関連についても検討する。加えて腎洞内脂肪の平均4 年間の変化を追跡し、腎洞内脂肪の増大と腎機能の変化、さらに腎機能に関連する様々の生活習慣・危険因子、および潜在性動脈硬化指標の継時的変化との関連を縦断的に検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
産前産後および育児のために研究を中断したため。また産休前にも体調不良であった期間があり、研究を進めることができなかったため。 研究再開後、計画通り、ベースライン調査時の腎洞内脂肪の定量的評価を行い、その後、同様にフォローアップ調査時の腎洞内脂肪の定量的評価を行う。その際、研究補助員の採用を予定している。腎洞内脂肪と腎機能の関連、腎機能低下に関連する生活習慣およびさまざまな危険因子についての横断的研究、腎洞内脂肪と肥満指標あるいは潜在性動脈硬化性指標との関連についての検討、慢性腎臓病との関連について検討する。加えて腎洞内脂肪の平均4 年間の変化を追跡し、腎洞内脂肪の変化と腎機能の低下との関連を縦断的に検討する。
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