2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25860540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
小林 三善 香川大学, 医学部附属病院, その他 (70423431)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | メトフォルミン / バレット食道腺癌 / 癌増殖抑制 / マイクロRNA |
Research Abstract |
メトフォルミンのin vitro, in vivoにおけるバレット食道腺癌増殖抑制実験とメトフォルミン投与により、変化する細胞周期関連分子・血管新生分子・レセプター型チロシンキナーゼの網羅的解析を行った。 1.バレット食道腺癌細胞株におけるメトフォルミンの腫瘍増殖抑制効果の実験としてまず、バレット食道腺癌細胞株をディシュで培養を開始しメトフォルミンを投与後、24,48,72時間後にcell counting kitを用いて、MTT assayを行った。次に、メトフォルミンのバレット食道腺癌細胞株における細胞周期の影響の検討を検討するため、メトフォルミン投与後、時間経過24,48,72時間後の細胞の細胞周期パターンをフローサイトメトリーを使用して検討した。続いて、メトフォルミン投与後、0、24,48,72時間後の細胞を集め、各細胞周期に機能する細胞周期関連分子の発現量をWestern blotにより解析した。Western blot で解析する分子は、G1期に働くCyclin D1, Cyclin E, Cdk2,Cdk4,Cdk6及びS期に働くCyclin A、G2期に働くCyclin A、Cdk1とした。アレイを用いて メトフォルミンのバレット食道腺癌における血管新生分子およびレセプター型チロシンキナーゼへの影響を検討した 2.移植肝癌におけるメトフォルミンの腫瘍増殖抑制効果の実験 ヌードマウスの皮下に移植したバレット食道腺癌組織に対するメトフォルミン投与による癌細胞増殖抑制の解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
メトフォルミンの癌細胞増殖抑制過程に関連するマイクロRNAの同定に関する実験がまだ途中であるため
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Strategy for Future Research Activity |
実験計画については順調に進んでいるため、予定通りに進むと予想される
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