2013 Fiscal Year Research-status Report
大腸内視鏡におけるリアルタイム病理診断支援システムの構築
Project/Area Number |
25860564
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
森 悠一 昭和大学, 医学部, 助教 (20459209)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | コンピュータ補助診断 / 自動診断 / 多変量解析 / 内視鏡 / 超拡大内視鏡 |
Research Abstract |
平成25年度は、超拡大内視鏡endoytoscopyを用いた、コンピュータ自動診断システムのプログラム開発を主に行った。 具体的には、元画像からの処理画像の切り出し、R成分での大津の二値化、各種フィルタリングによる核の抽出、核の種々の因子計測、診断アルゴリズムへの因子計測結果の代入という過程を経て診断を行うシステムを開発した。プログラムの作成は600枚以上の内視鏡画像と対応する病理情報をサンプルとして、サイバネットシステム社の助力のもとに作成した。完成したシステムは実際の内視鏡と診断コンピューターが完全に同期して接続されているシステムであり、内視鏡検査中のリアルタイム補助診断(診断所要時間0.3秒)を可能とするものである。現在、昭和大学横浜市北部病院の倫理委員会承認の下、本システムの診断精度を臨床試用中である。なお、プログラム作成直後に行った、予備的診断能検証においては、腫瘍/非腫瘍の鑑別では感度82%, 特異度93%, 正診率89%、悪性腫瘍の鑑別では感度92%, 特異度81%, 正診率89%であったが、その後プログラムに修正を加えさらなる高精度診断が可能となっている。 平成26年3月より、完成されたプログラムについて、後ろ向きに診断能の評価試験を行っている状況である。この評価試験の研究成果は、平成26年度以降学会・国際雑誌への投稿を通して公開し関連学会からの評価を問う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画において、平成25年度目標としていたコンピュータ自動診断システムの開発が予定どおり終了し、システムの検証目的の評価試験を平成26年3月から始めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
開発されたコンピュータ自動診断システムの評価試験(平成26年3月~)の結果を参照し、システムに更なる改良を加える予定である。具体的には、多変量解析に基づいて構築した診断アルゴリズムを、Support Vector Machineを利用したシステムに変更し、更なる高精度診断を達成する方針である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
診断用パソコン購入費用等として、200000円の前倒し請求を行った結果、残金の56785円が次年度使用額として発生した。 翌年度分として請求した助成金と合わせて、平成26年度は助成金を研究結果の公表目的の学会発表や論文発表関連費用として主に使用予定である。
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Research Products
(12 results)