2013 Fiscal Year Research-status Report
HIRA-TANを利用したCOPD急性増悪の原因微生物の解析
Project/Area Number |
25860653
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
嶺崎 祥平 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (90648007)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | COPD |
Research Abstract |
今年度、本研究について埼玉医科大学病院IRBの承認を得た後、患者のリクルートを開始した。増悪にはウイルス感染が重要であるため、既存のセットに加え、パラインフルエンザウイルスのプライマーセットを作製した。現在までに14例の患者を登録し、喀痰と血清のサンプリングに加え、日記による症状と治療の経時的な記録を開始した。すでに3例の患者で増悪が観察された。HIRA-TAN法による喀痰中病原微生物のPCR解析はまだ5例でしか終了しておらず、統計的な解析は次年度に行う。本研究ではCOPD患者の増悪と肺炎の病原微生物のHIRA-TAN法による同定に加え、COPDと非COPD患者の肺炎の比較、COPD患者の増悪および肺炎と安定期の慢性気道感染の関連の解明を目指す。さらには関連する気道ならびに血液中のバイオマーカーを解析するため、喀痰上清と血清のサンプリングも開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前向きに症例の収集を開始し、現時点で14症例が登録された。
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Strategy for Future Research Activity |
継続して症例を蓄積していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
Real time PCRを行うためのプライマー,プローブ,酵素購入した。 検体に対するPCRを継続する。
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Research Products
(2 results)