2014 Fiscal Year Annual Research Report
肺癌における耐性克服・新規治療標的としての新規癌関連遺伝子の同定
Project/Area Number |
25860654
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
石川 里奈子 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (10633844)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 肺癌 / 耐性遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
非小細胞肺癌細胞株(EGFR 変異陽性株,EML4-ALK 融合遺伝子陽性株,K-ras 変異陽性株,全遺伝子陰性株)を使用した。変異陽性株では,変異遺伝子阻害前,および阻害後 96 時間の mRNA 発現 を,47000 種類の 遺伝子検索が可能な発現アレイにて比較した。EGFR 変異陽性細胞株, EML4-ALK 保有細胞株で共通して発現が亢進している遺伝子を選択することで,癌細胞が依存しているシグナル阻害後中長期的に細胞を生存させる応答遺伝子の候補2遺伝子が得られた。それぞれ、シグナルパスウェイが明らかとなっていない遺伝子であるため、当初予定していなかった実験として、現在、前後のシグナルパスウェイについての解析、応答遺伝子遮断で癌細胞生存が減少するようなチロシンキナーゼを探索する実験を追加施行している。
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