2013 Fiscal Year Research-status Report
新規alpha-synuclein発現調節modifier遺伝子の同定と機能解明
Project/Area Number |
25860726
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
西岡 健弥 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40348933)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / 遺伝子 / 変異 / 重複 / SNCS / alpha-synuclein |
Research Abstract |
パーキンソン病の病理学上特徴的な所見であるLewy小体の主要な構成成分はalpha-synucleinである.Alpha-synucleinの過剰な蓄積により、パーキンソン病に認知症を併発するびまん性レビー小体病に移行すると考えられている.Alpha-synucleinをコードする遺伝子は、SNCAであり4番染色体長腕4q21-22に存在する.SNCAの遺伝子変異としては、一塩基置換と倍化する2倍体、3倍体がある.当研究所にはSNCA 2倍体の家系は7家系、37名存在している.これらの中には70歳を超えても発症しないものが存在し、その浸透率は30-40%と算出されている.つまり、SNCAの2倍体を持ちながらも発症する群としない群があり、それらの相違に着目することにより、alpha-synucleinの発現に影響を与える因子を同定できるのではないかと考えられる.我々はaffymetrix社のGenome-wide human SNP arrayを用いて現在解析を行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Gene chipによる解析は現在も進行中である.同時に当初家族性パーキンソン病の新しい原因遺伝子としてフランスの大家系より単離されたEIF4G1遺伝子について、direct sequencingにて日本人由来の家族性パーキンソン病家系319例、正常コントロール374例について調べたが、2例にvariatを認めるのみであり、病的な変異は同定されなかった.これらはnegative dataとして本年Parkinsonism and related disordersにaccpetされ、現在in press中である.
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Strategy for Future Research Activity |
今後本研究により見出されるであろうSNCAを修飾する遺伝子、相対的な危険因子となる可能性のある遺伝子の単離を目指す.同時に家族性パーキンソン病の原因遺伝子となりうる新規遺伝子については調査を行う.
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] EIF4G1 gene mutations are not a common cause of Parkinson’s disease in the Japanese population.2014
Author(s)
Nishioka K, Funayama M, Vilariño-Güell C, Ogaki K, Li Y, Sasaki R, Kokubo Y, Kuzuhara S, Kachergus JM, Cobb SA, Tahakashi H, Mizuno Y, Farrer MJ, Ross OA, Hattori N.
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Journal Title
Parkinsonism and related disorders
Volume: 20(6)
Pages: 649-661
DOI
Peer Reviewed
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