2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25860748
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
矢部 大介 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60378643)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | GIP分泌 / GLP-1分泌 / 代謝シグナル |
Research Abstract |
1.GIP分泌細胞株の樹立と種々の栄養素に対するGIP分泌の評価:GIP分泌細胞株を樹立するために必要なトランスジェニック・マウスの作製に向けてコンスストラクを作成中であり、コンストラクトが完成次第、トランスジェニック・マウスの作成を開始する予定である。なお、本研究実績作成時点においてGIP分泌を効果的に検討可能な細胞株は世界的に報告がない。 2.GIP、GLP-1分泌における代謝シグナルの同定とその役割解明:GLUTag細胞、STC-1細胞を用いて、ブドウ糖ならびにアミノ酸によるGLP-1分泌制御を検討しうることを確認したが、GIP分泌については分泌量が限られるため、既存の細胞株での解析は困難と考えらえれる。今後、培養条件等を再度検討することで栄養素によるGIP分泌応答が改善するか検討を行う。なお、GLP-1分泌については、GLUTag細胞、STC-1細胞により検討が可能と判断されるため、脂肪酸に対する分泌応答を検討すると共にそぞれれの栄養素、もしくは栄養素の組み合わせに対してGLP-1分泌応答性の異なる細胞株を同定することを予定する。 3.代謝シグナルに由来するGIP、GLP-1分泌を予測するマーカーの探索:本年度は、10名の健常者及び20名の2型糖尿病患者に対して食事負荷負荷試験を行いGIP、GLP-1の分泌に加え、血糖、インスリン、C-ペプチド、グルカゴンについても評価した。同時に採取した血清に対して、メタボローム解析を行いGIP、GLP-1分泌を予測するマーカーを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はヒト検体採取は予定通りに進んだが、一方で、GIP分泌細胞株を樹立するために必要なトランスジェニック・マウスの作製に向けてコンスストラク作成が遅れており、なお一層の注力が必要と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
1.GIP分泌細胞株の樹立と種々の栄養素に対するGIP分泌の評価 GIP分泌細胞株を樹立するために必要なトランスジェニック・マウスの作製に向けてコンスストラクに注力し、早期にトランスジェニック・マウスラインを確立する。 2.GIP、GLP-1分泌における代謝シグナルの同定とその役割解明 GIP分泌について、培養条件等を再度検討することで栄養素によるGIP分泌応答が改善するか検討を行う。GLP-1分泌については、GLUTag細胞、STC-1細胞により検討が可能と判断されるため、脂肪酸に対する分泌応答を検討すると共にそぞれれの栄養素、もしくは栄養素の組み合わせに対してGLP-1分泌応答性の異なる細胞株を同定することを予定する。 3.代謝シグナルに由来するGIP、GLP-1分泌を予測するマーカーの探索 本年度は、10名の健常者及び20名の2型糖尿病患者に対して食事負荷負荷試験を行いGIP、GLP-1の分泌に加え、血糖、インスリン、C-ペプチド、グルカゴンについても評価した。サンプル数をさらに増やし、同時採取した血清に対する包括的メタボローム解析に備える。
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[Journal Article] The relationship and factors responsible for regulating fasting and post-challenge plasma glucose levels in the early stage development of type 2 diabetes mellitus.2014
Author(s)
Sasabe S.A., Xin X, Taniguchi A, Nakai Y, Mitsui R, Tsuji H, Yabe D, Yasuda K, Kurose, T, Inagaki N, Seino Y, Fukushima, M.
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Journal Title
J Diabet Investig
Volume: -
Pages: -
Peer Reviewed
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[Journal Article] Circulating TNF Receptor 2 is Closely Associated with the Kidney Function in Non-Diabetic Japanese Subjects.2014
Author(s)
Kurashina T, Nagasaka S, Watanabe N, Yabe D, Sugi N, Nin K, Hosokawa M, Nomura Y, Fukushima M, Nakai Y, Nishimura F, Taniguchi A.
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Journal Title
J Atheroscler Thromb
Volume: -
Pages: -
Peer Reviewed
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[Journal Article] Enhanced glucagon-like peptide-1 secretion in a patient with glucagonoma: Implications for glucagon-like peptide-1 secretion from pancreatic alpha cells in vivo2013
Author(s)
Yabe D, Rokutan M, Komoto I, Usui R, Kuwata H, Watanabe K, Hyo T, Kurose T, Nagamatsu T, Shimizu S, Kawai J, Imamura M, Seino Y.
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Journal Title
DRCP
Volume: 102
Pages: e1-4
Peer Reviewed
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