2015 Fiscal Year Research-status Report
多発性嚢胞腎におけるfibrocyte線維化促進機序の分子生物学的解明
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25860879
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
浜 武継 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00508020)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ARPKD / 多発性嚢胞腎 / 繊維化 / fibrocyte / CPKマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
fibrocyteの有無を評価することができたため、次にCPKマウスとSDマウスの腎組織を用いて線維化を評価することを目的とした。fibrocyteは線維化に関与する細胞と言われているためである。線維化を比較するために、CPKマウスおよびSDマウスからRNAを抽出し、Real Time PCRにてcollagen type Iを評価した。また、腎臓の組織をマッソン・トリクローム染色で評価した。これらの実験の結果、CPKマウスで有意に線維化が進行していることが確認できた。 次の段階としてCPKマウスでfibrocyteが増加するメカニズムの評価を行うこととした。多発性嚢胞腎ではfibrocyteを腎臓に集積させる何らかのシグナルが出ていると考え、その分子の同定に取り組むこととした。 fibrocyteが発現している受容体は多種多様である。その中からCPKマウスで高値を示す特徴的なリガンド・および受容体を見つけることはとても困難なものであった。数種類の受容体とそれに対応したリガンドを染色やflow cytometryで評価したが、腎臓の組織と一対一で対応している分子の同定は困難であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1年間の海外留学をすることになり、留学先では本研究内容と別の仕事に従事することになった。その結果、本研究が予定通りに進行しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、CPKマウスでfibrocyteを動員しているリガンドの検索を腎臓の組織や血液を用いて評価していく。
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Causes of Carryover |
1年間の海外留学をすることになり、日本で本研究を予定通りに進行することができなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
染色やflow cytometryに使用する各種試薬や抗体を購入する。
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