2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25860921
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
木下 正啓 久留米大学, 医学部, 助教 (10624455)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 経腸栄養 / 極低出生体重児 / 超音波検査 / 子宮外発育遅延 |
Research Abstract |
本研究は、超音波検査による腸管蠕動のスコアリングを行い、経管栄養確立までの日数との相関を確認し、相関が認められた場合は、腸管蠕動スコアリングを取り入れた経管栄養法にて極低出生体重児の栄養を管理するを確立することを目的としている。初年度は、新生児センターに入院する極低出生体重児の超音波検査データ収集とより精度の高いスコアリング表の作成が目標であった。現時点で、目標である30症例ほどのデータ収集は達成できた。また、年度後半から新規購入したリニアプローベを用いた血流での評価方法を追加してデータ収集を継続している。X線や腹部症状を取り入れたスコアリング表の作成は、現在作成段階にあり当初の予定には達していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
極低出生体重児を中心とした症例のデータ収集を施行してきたが、概ね目標の症例数に達した段階となり、データ収集の目標は達したと考える。現在、データ解析を行っているが、解析に持ちいるスコアリングの精度を上げる必要性がありそのスコアの修正を行っているため解析については当初の予定より遅延している状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画では完成度の高いスコアリングを用いてハイリスク児でのパイロット研究を予定としていたが、スコアリング表の作成が遅延している状況にある。このため、今年度は60症例に増やした上で精度の高いスコアリング表の作成と解析をすすめて行く方針であり、平成26年度でのパイロット研究への移行の準備期間とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
未熟児新生児学会、周産期新生児学会などに積極的に参加したが、学会費、旅券などの申請を怠ったため未使用となった。 必要機材に関しては、ほぼ充足した状況となったため、データ収集と解析をすすめることが中心となる。今後は学会への報告や情報収集を中心とした使用となる予定である。また、解析での統計学的手法が現状のアプリケーションで困難となった場合や動画データの保存が困難となった場合は、ソフトやハードの追加の可能性もある。
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