2014 Fiscal Year Annual Research Report
人工多能性幹細胞を用いた悪性黒色腫に対する養子免疫療法の確立
Project/Area Number |
25860969
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
伊藤 宗成 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20408371)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 人工多能性幹細胞 / 悪性黒色腫 / 養子免疫療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の平成26年度における研究成果を報告する。 3.細胞傷害性T細胞からのiPSCの樹立と、樹立したiPSCの妥当性の検証:平成25年度までの段階では、患者から悪性黒色腫腫瘍抗原特異的細胞傷害性T細胞の分離・培養する方法を確立することに時間を要してしまい、残念ながらそこからiPSCを樹立するまでには至っていなかった。しかしその後、さまざまな試行錯誤を重ねた結果、センダイウイルスを用いた方法、エピゾーマルベクターを用いた方法の双方で、腫瘍抗原特異的T細胞からiPSCを樹立することに成功した。現在までに2つの細胞株が得られており、それぞれ免疫染色にて幹細胞マーカーの発現が確認されている。今後さらに様々な方法でiPSCとしての妥当性を検証し、次のステップである「4.T細胞由来iPSCから細胞傷害性T細胞への再分化」「5.iPSC由来T細胞が持つ腫瘍細胞傷害性の検討」に進んでいく予定である。
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