爪郭部毛細血管叢による自閉症早期診断法の確立

2013 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 25860998
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Research Institution: Hamamatsu University School of Medicine
• Principal Investigator: 青山 美紗子 浜松医科大学, 医学部, 助教 (60636447)
• Project Period (FY): 2013-04-01 – 2015-03-31
• Keywords: 自閉症スペクトラム障害 / 爪郭部毛細血管叢 / 早期診断法 / PECAM-1

Research Abstract

これまでに7歳～20歳の自閉症スペクトラム障害患者60例について爪郭部毛細血管叢画像のデータを収集した。毛細血管叢画像撮影は対照者の左右10本の手指について爪郭部毛細血管叢画像を撮影した。撮影にはCCDビデオカメラ付き実体顕微鏡（VIDEO MICRO SCOPE SC-4、（株）健康科学研究会）を用いた。爪郭部の毛細血管が強調される特殊波長光を照射してCCDビデオカメラにより撮影した画像を毛細血管血流解析ソフトの入った専用パソコン（SC-101、（株）健康科学研究会）に保存した。また、これらの患者については採血と自閉症診断面接改定版（ADI-R＊）による診断は終了している。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

患者および健常者を200症例ずつを目標としているが、現在50症例のデータ数にとどまっている。年度をまたいだがすぐに次のサンプリングの予定があるため、進行は順調と考えている。

Strategy for Future Research Activity

さらに患者、健常者のデータを収集する。サンプリングの時期と対照者はほぼ確保できている。データ収集後に、スコアリングと統計解析。また血清PACAM-1の定量と統計解析を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

サンプリングの時期が年度をまたぐため、毛細血管叢撮像用カメラにかかる費用を次年度に繰り越されることになった。
計画通り。