2013 Fiscal Year Research-status Report
乳がん描出における時間分解分光法と核磁気共鳴画像法との生物学的相違研究
Project/Area Number |
25861082
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
芳澤 暢子 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (10402314)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 光学係数 |
Research Abstract |
平成25年度は、週一人のペースで患者もしくはボランティア計測を行った。患者には、化学療法もしくはホルモン療法の前、後の場合も含んでいる。各被験者の乳房の正常部、病変部の時間分解分光装置TRS-20での計測を行い、各種光学係数等、データを収集した。これらの結果を集計し、患者の場合は針生検の病理結果等と比較検討を行っている。これらの結果から、これまでわかっていなかった事象が複数明らかとなり、現在それらをさらに解析している。またこれらの結果を平成26年度乳がん学会学術総会で発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点までのデータ収集は概ね予定通りである。MRIの造影効果等との比較は今後行う予定である。病理組織との対比は、現時点で特殊染色は行っていないが、病理組織の報告書に記載された内容(ER,PgR、HER2,Ki-67)との比較は行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も同様に週一人程度の患者もしくはボランティアの乳房の時間分解分光装置TRS-20による計測を行い、またこれまでのデータを集計、解析して、学会報告、論文発表を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度使用する予定であった人件費は未使用、次年度はデータの解析のための人件費を使用したい。 データ解析のための人件費を使用する予定。病理組織に関して、免疫染色を追加するために試薬を購入する予定。学会発表のための旅費、英語論文作成のための英文校正費等を使用する予定。
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