2014 Fiscal Year Research-status Report
DNAマイクロアレイを用いた肝動脈化学塞栓療法後の網羅的発現遺伝子解析
Project/Area Number |
25861093
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
前田 登 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00506488)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | DNAマイクロアレイ / 動脈塞栓術 / 化学塞栓療法 / 薬剤溶出性塞栓物質 / 肝癌 / エピルビシン / 高吸収性ポリマー / リピオドール |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、パリ第7大学に赴き、DNAマイクロアレイを用いて検討すべき遺伝子群の種類について議論を交わし、次年度に行う予定である網羅的解析の遺伝子群の参考とした。 パリ大学との議論の中では、肝動脈化学塞栓療法後の組織内変化として、癌(cancer)、細胞死(cell death, apoptosis)、細胞増殖(proliferation of cells)、血中脂質濃度(concentration of lipid)、炎症免疫反応(inflammatory, immune response )、血管形成(development of blood vessels)、細胞周期進行(cell cycle progression)、DNA複製(DNA replication)の遺伝子群に関して変動が起きる可能性があると分かり、特にこの遺伝子群に注目して、網羅的に解析を進める予定とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動物実験を実行する十分な時間が確保できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、確保できる見込みであり、計画の効率化を進め、実験を達成する予定である。DNAマイクロアレイでの検討も時間がかかる可能性があるが、計画に余裕があるので、現時点では最終的に実験を達成できると考えている。
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Causes of Carryover |
実験が遅れているため、今年度はDNAマイクロアレイの解析まで進むことが出来ず、その費用が次年度に繰り越されることとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
繰り越し費用は、今年度達成できなかったDNAマイクロアレイ解析費用と動物実験費用に主に費やされることになる。
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