2016 Fiscal Year Research-status Report
DNAマイクロアレイを用いた肝動脈化学塞栓療法後の網羅的発現遺伝子解析
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25861093
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Research Institution | Research Institute, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Disaeses |
Principal Investigator |
前田 登 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 放射線診断科医長 (00506488)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | DNAマイクロアレイ / 動脈塞栓術 / 化学塞栓療法 / 薬剤溶出性塞栓物質 / 肝癌 / エピルビシン / 高吸収性ポリマー / リピオドール |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年4月より急遽本施設に異動することとなったが、前所属の大学病院と比較して日常臨床業務が多忙となり、当該科研遂行のための研究時間が全く確保できなかった。本年度に研究再開するための研究体制を整えることに時間を費やし、再度研究計画を練り直した。 家兎肝VX2腫瘍モデルを用い、油性造影剤リピオドールとアントラサイクリン系抗癌剤エピルビシンの懸濁液と多孔性ゼラチン粒(Gelpart)を使用した従来型Lip-TACEおよびエピルビシン溶出性高吸水性ポリマー(QuadraSphere)を使用したDEB-TACE後の発現遺伝子を、DNAマイクロアレイを用いて網羅的に解析する予定であった。しかし、エピルビシン溶出性高吸水性ポリマー(QuadraSphere)は、臨床的には使用頻度が少なく、エピルビシン溶出性ビーズ(DCBead)を使用したDEB-TACE後の発現遺伝子を解析する方針とした。 Lip-TACE群では、エピルビシン6mg 、リピオドール0.6mL、Gelpart微量を設定量としている。日常臨床ではDCBead2mLに対してエピルビシン50mgを吸着させるので、この割合を考慮し、エピルビシン6mgを含有させたDC Bead0.24mLをDEB-TACE群の投与量に設定した。100倍希釈(20.4mL)で投与するようにする。 TACE施行時に上記量を注入できない場合は、半量まで減量するようにする。 この設定量で家兎肝VX2モデルにTACEを行い、DNAマイクロアレイを用いて網羅的に解析を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属施設の異動により、日常臨床業務が多忙となり、動物実験を実行する十分な研究時間が全く確保できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、研究再開するための研究体制を整え、動物実験を実行する時間を確保できる見込みであり、計画の効率化を進め、実験を達成する予定である。DNAマイクロアレイでの検討も時間がかかる可能性があるが、現時点では最終的に実験を達成できると考えている。
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Causes of Carryover |
本年度は研究が進まず、全く経費を使用しなかったので、その費用が研究機関を延長した次年度に繰り越されることとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
繰り越し費用は、今年度達成できなかったDNAマイクロアレイ解析費用と動物実験費用に主に費やされることになる。
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