2013 Fiscal Year Research-status Report
CGRPを介した全く新しい機序の緩下剤開発に向けての基礎的検討
Project/Area Number |
25861170
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
長尾 宗紀 東北大学, 大学病院, 助教 (60451564)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | CGRP / GMC |
Research Abstract |
本年度は、今まで当科にて行ってきたイヌの消化管運動測定システムを使用し、計画書の如く動物モデルを作成した。ビーグル犬に対し全身麻酔を導入し、まず術後の点滴・薬物投与のルートとして使用する目的で、右の外頚静脈から上大静脈内にシリコンチューブを留置した。その後正中切開で開腹し、消化管運動測定用のstrain gauge force transducerを輪状筋収縮が測定出来るように、回腸末端、近位結腸、中部結腸、遠位結腸の4カ所に縫着・固定した。術後2週間経ったところで、小コネクターと消化管運動測定用のアンプとを接続し、意識下で消化管運動の測定を開始した。消化管運動の波形は、アンプからコンピューターへと取り込み、消化管運動解析用のソフトウエアー(MacLab)を用いて解析した。 まずはCGRPそのものの結腸運動への作用をみる目的にて、1μmol相当のCGRPを生食に溶解し静注した。すると静注後すぐに結腸にGMC(Giant Migrating Contraction)が出現し、排便が誘発された。本来はCGRPの拮抗剤が腸管運動を亢進させると予想していたが、全く逆の結果が得られたため、プロトコルの修正が必要と思われた。また、実験中に当施設の実験室が耐震工事に入ってしまい、それ以上の実験ができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験中に当施設の実験室が耐震工事に入ってしまい、それ以上の実験ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
改めて新しい実験環境を整え、可及的にプロトコルを進める。
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