2013 Fiscal Year Research-status Report
CREデコイODNによる血管内膜肥厚抑制効果の検討
Project/Area Number |
25861223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
内田 大貴 旭川医科大学, 医学部, 助教 (80422038)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | デコイ / CREB / CRE |
Research Abstract |
ASOに対する血行再建後2年程度で進行性内膜肥厚によるグラフト狭窄が発生するが未だ有効な予防,治療方法は確立されていないのが現状。我々はヒトのサンプルをスクリーニングしMAPKAPK3とFHL5という2つの関連遺伝子を同定し,CRE活性を抑制することで内膜肥厚を抑えることができることを見出している。今回、CRE活性抑制の方法としてデコイ療法に注目し,臨床応用をめざし検討を開始している。平成25年度の目標は、①CREデコイODNを設計,作成し,物質として安定であるものを決定し、さらに②CREBとの結合能力を検討し,最も治療用分子として優れているものを決定することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
デコイの作用濃度に影響を与える、CREB濃度の決定に、やや時間を要したものである。
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Strategy for Future Research Activity |
数種のKitを用いて、至適CREB濃度を決定し、CREデコイの選定を行うとともに、抑制効果をin vivoで証明する。
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