2014 Fiscal Year Annual Research Report
高血糖負荷による血液脳関門障害に対するシロスタゾールの作用
Project/Area Number |
25861284
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
福田 修志 長崎大学, 病院(医学系), 医員 (40646577)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 高血糖 / BBB / GLP-1アナログ / タイトジャンクション蛋白 |
Outline of Annual Research Achievements |
初代培養脳毛細血管内皮細胞を2~3週齢ラットより単離培養する。puromycinを用いることによりほぼ100%に近い純度の細胞を抽出した。これを培養し、初代培養脳毛細血管内皮細胞を用いて、多孔質(0.4μm, 3.0μm pore size)の半透膜をもつ立体培養皿(Transwell)を用いin vitro BBBモデルを作成した。作成したBBBモデルに高グルコースを負荷することで糖尿病の病態モデルを作成した。これをEVOM抵抗計を用いた経内皮電気抵抗(TEER)を用いて、高血糖による血管障害をBBBモデルで再現した。BBB保護薬であるシロスタゾール、ピタバスタチン、カンデサルタン、EPA/DHA、GLP-1アナログを添加し、保護効果を検討した。GLP-1アナログの保護効果を認めたため、GLP-1モデルを添加した後のタイトジャンクション蛋白の発現をWBで検討した。また、保護効果を濃度によって違いがあるか検討した。
|
Research Products
(1 results)