2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of range of motion evaluation system using a non-contact three-dimensional measurement device
Project/Area Number |
25861318
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
中原 龍一 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (30509477)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 非接触3Dスキャナー / 関節可動域計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
マーカーを用いた3D動作解析研究が行われているが、マーカー装着が困難であるため臨床利用は困難であった。マーカーを用いない動作解析装置として、赤外線などを用いた非接触三次元計測機が利用可能となった。この非接触三次元計測機を用いて臨床利用可能な関節可動域自動計測システムの開発を目指した。 臨床利用のためには特殊なソフトを購入せずとも臨床現場で解析できる環境を構築することが重要である。そこで非接触三次元計測装置の標準的な画像形式であるポイントクラウドデータをDICOM形式に変換して多くの病院に購入されている通常の医療用ワークステーションで解析可能とするシステムを前年度に開発した。 次に本システムの関節可動域の計測精度と計測時間を検討した。病院の通常業務では理学療法士が関節可動域を計測することが多い。そこで理学療法士よりも計測時間と精度が向上することを目標とした。システムに改変を加えることによって理学療法士よりも短い計測時間でデータを取得し、かつ理学療法士よりも高い精度で関節可動域が計測できることが判明した。ただしデータ変換時間がかかるため、その時間も含めると理学療法士よりも計測時間が短縮されることは現時点では計算能力の問題で困難であることがわかった。しかし将来はPCの解析能力の向上で解決される見込みである。また3Dデータとして動作データが記録されるため、CTなどと同じように様々な追加計測を事後に行うことが可能であることが利点であると分かった。
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Research Products
(1 results)