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2013 Fiscal Year Research-status Report

関節リウマチにおけるMDM2の役割

Research Project

Project/Area Number 25861319
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

川畑 智子  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90600669)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords関節リウマチ / MDM2 / p53 / アポトーシス
Research Abstract

本年度はヒト滑膜組織とリウマチ由来滑膜線維芽細胞におけるMDM2発現を確認する。リウマチ由来滑膜線維芽細胞にてTNFα+IL-6の刺激やMDM2拮抗薬であるnutlin3の投与有無によって3群に分け、蛋白抽出を行い、核内蛋白についてウエスタンブロット法でMDM2、p53、HDAC1の発現について確認した。p53については6時間、12時間後、24時間後に検出したところ上昇を認めた。しかし、MDM2については蛋白の問題か、ブロットが不明瞭であったため今後も抗体の種類や蛋白の内容など検討中である。また検体数も限られているため、今後n数を増やして検討をさらに行う予定である。
また、リウマチ由来滑膜線維芽細胞に対してTNFα+IL-6刺激とnutlin-3投与を行ったところ、HE染色にて細胞数の減少と細胞の形状が変化していることを確認した。あわせて、TUNEL染色やヘキスト染色にて細胞核のDNA凝縮を認め、細胞の変形がアポトーシスによるものであることが推定された。またCASPASE3/7 の活性では、TNFα+IL-6刺激にnutlin-3投与をしたものが上昇を認め、刺激なくnutlin3を投与したものでは活性の変化を認めなかった。以上より、活性が上昇しなかったことは比較的正常な(炎症を起こしていない)滑膜細胞においては、nutlin3の影響が少ないことが推察され、オフターゲット効果を確認できた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

リウマチ滑膜組織の検体取得が難しく、滑膜組織での実験が十分にできていない。
今年度は検体の獲得に努めたい。

Strategy for Future Research Activity

積極的に整形外科の医師と連絡をとり、検体がでることを確認していきたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

滑膜組織での実験が十分に進まなかったため、金額の差が生じた。繰越にて対応する。
滑膜組織を使用した蛋白発現や染色、RNA検出など随時行う。またMDM2抗体について十分に検討できていないため、抗体やその他の条件を変更して、再実験を行う。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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